自炊再燃
かなり前に、パソコンに本を取り込む、通称「自炊」と呼ぶことをやるためのセットを購入したという記事を、書いたことがあります。
http://marknew-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-e393.html
2012年の時点で購入したのですが…スマートフォンで見ると、あまり画面が大きくないため、読みにくく、結局断念してしまったという経緯があります。
そのため、実家に放置していたのですが…最近、タブレットを購入しました。
7インチのものなのですが、かなり画面が大きく、これならば本もしっかり読めるのでは…と思い、やってみることにしました。
結果は…かなり、良い感じです。
文庫本を取り込んだのですが、文字もはっきり読むことができ、普通の文庫本を読むのとほとんど変わらないくらいの快適さになりました。
これで、ようやく本格的に、本を取り込む作業をすることができそうです。
そのときに、いくつか気づいたことがあったため、記載します。
まあ、このブログを訪れる人で、自炊に興味のある人は、さほどいないと思いますが…備忘録もかねて、という感じですね。
まず、ScanSnapというプログラムと、スキャナを使って取り込むのですが…読み込む際の解像度は、スーパーファインで十分なようです。
また、カラーは自動判別、読み取り面は両面にするのですが…一番大事なのは、その下にある「継続読み取りを有効にします」に、チェックを入れることです。
自炊を断念した最大の理由が、「紙が切れると、自動的にPDFファイルになってしまう」ことで、継ぎ足す際にずれたり重なったりと、トラブルが多発してしまいました。
ですが、この機能を有効にすることで、紙が切れた後にそこで終了させるか、更に続けて取り込むかを選ぶことができるのです。
同人誌などの場合、表紙は厚い紙で、中身は薄い紙なので、まずは厚い紙を1枚だけスキャンしてから、中身をスキャンすることで、トラブルを防げると思います。
そして、取り込んだファイルなのですが…そのままでも十分読めるのですが、一度アクロバット(アクロバットリーダーではなく、スキャナに付いてきたソフトの方です)で開き、「名前をつけて保存」→「サイズが縮小されたPDF」を選択することで、ファイルのサイズを小さくすることができ、更に文字が画像データから文字データに変化することで、読みやすくなります。
する前に19.7MBあったファイルが、行ったことで半分の8.77MBになりました。
タブレットで見る限りにおいては、十分な画質ですし、文字もはっきり読むことができます。
そして、意外と苦労したのが、取り込んだ文章を読むためのアプリでした。
パーフェクトビューアなども使ったのですが、あまりにもページ移行が遅く、断念し…ネットで検索してみたところ、「SideBooks」というアプリに出会いました。
右とじ、左とじ(指をスライドさせる方向が変わります)のどちらにも対応でき、速度も速く、かなり使い勝手の良いアプリです。
戻るボタンを使った後に、途中から読むこともでき…今のところは、かなり満足しています。
最後に、意外と陥りがちなミスなのですが…本をぎりぎりのところで切断すると、ページの間にのりが残ってしまっていることがあります。
そうすると、そこで確実につまりが発生し、トラブルの元になるので、すべてのページがばらけた状態になっていることを確認してから、スキャナにかけることをお勧めします。
横着した結果、何度も読み込み直す羽目になり、非常に疲れたという経験があるので…。
ともあれ、10冊以上取り込み、これでいつでも読むことができるというのが、うれしいです。
普通の鞄だと、10冊の文庫本は、入れるだけで一苦労…ですからね(笑)。
これからもっと、タブレットの強みが出てくると思います。
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