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2007年4月10日 (火)

エコ買いのエゴ

 私がいまいち好きになれない概念に、「エコ買い」というものがあります。
 この「エコ買い」というのは、賞味期限が古いものから買うことで、廃棄される食品を減らすという考え方ですが、ずっと違和感を持ち続けていました。

 まず、消費者の基本的な行動原理からすると、「同じ値段で、賞味期限がより長いものがあるのであれば、そちらを選択する」というのは、当然のことだと思います。
 もし、消費者に賞味期限が短くなったものを売ろうとするのなら、小売側が値引きなどの方法で、その商品に別の価値を与え、それによって選択の余地を増やすということが、合理的な判断だと思います。
 それを行うわけでもなく、賞味期限が切れたものが大量に捨てられることだけを取り上げて消費者に訴えるこの手法は、小売店側の悪質な作戦ではないか…と感じてしまいます。

 次に、消費期限(賞味期限よりも、短いもの)については、その場で食べるのならともかく、調理などの手間を考えると、より期限が短いものは需要が少なくなる傾向にあると思います。
 いざ調理しようとしたら、すでに消費期限切れ…では、意味がありませんから。
 また、消費期限が設定されているものは、消費期限ぎりぎりの場合、品質が大きく低下する場合も多く、買っても腐ってしまっている部分などの「無駄」が出やすいため、かえってエコという点ではよくないことが多いと思います。
 小売店も、消費期限が近い商品は比較的値引きする傾向があるようですが、特に生鮮品などについては、すでにいたんでいるとしか思えない状態になっているものなどが散見されます。

 こうやって考えると、エコ買いというのは、消費者としては明らかに非合理な行動であり、もしそれを本気で推進させようと思うのであれば、改革すべきは小売店の側なのではないかと、個人的には思います。

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